チームビルディング、うまくいっていますか?
近年、チームビルディングの手法は多岐にわたります。
書店でも非常に多くの本が並び、それほど多く関心が寄せられるジャンルだということを感じます。
今回ご紹介するのが「ストレングスファインダー」と「ChatGPT」の組み合わせです。
この記事では、これらのツールを活用してチームビルディングを最適化する方法について解説します。
こんな方におすすめ
- 最新のチームビルディング手法である「ストレングスファインダー」と「ChatGPT」の組み合わせについて詳しく学べます。
- チームのパフォーマンスやコミュニケーションの効果的な向上方法を学ぶことができます。
ストレングスファインダー: 個人の強みを診断
ストレングスファインダーは、個々の人の強みや才能を発見し、それを最大限に活用することを目的とした評価ツールです。
従来のチームビルディングは、弱点を見つけ出し、それを修正することに焦点を当てていました。
ストレングスファインダーは逆に「強み」を中心に考えることで、個人やチームのパフォーマンスを高める新しいアプローチを提供しています。
ChatGPT: アイディア出しのパートナー
ChatGPTとは、米国の企業であるOpen AI社が開発した、人工知能(AI)を使ったチャットサービスです。
人間の質問に対して、まるで人間のように自然でクオリティの高い回答をします。
こちらのブログでChatGPTについて非常に分かりやすくまとめられています。
日本国内では、官公庁を筆頭に、多くの組織や企業がChatGPTを業務に導入しようとしています。
農林水産省や文部科学省などがChatGPTを業務に導入しているほか、デジタル庁や東京都なども導入を検討しているようです。
ストレングスファインダーとChatGPTの組み合わせのメリット
ChatGPTでは、ストレングスファインダーの情報を入力し、それをアレンジさせることが可能です。
具体的には、以下のことを行えます。
- 強みを明確に: ストレングスファインダーでチームメンバーの強みを特定した後、ChatGPTを使用してそれを共有することができます。
- チーム内での共有: ストレングスファインダーの結果を、メンバー同士で共有し、相互理解を深めます。
- 適切なロールの割り当て: ChatGPTを活用し、効率的な案出しを行い、活かせそうな内容があれば業務に導入します。
ストレングスファインダーを活用するステップ
1. ストレングスファインダーを受ける。
まずは自分、チームメンバーの全員で、ストレングスファインダーのテストを受講します。
ストレングスファインダーを受講する方法は、以下の3つがあります。
- 書籍: 書籍を購入して、書籍に付いているアクセスコードを使って診断を受ける。
- HP: 米国ギャラップ社の公式サイトから直接アクセスコードを購入し、診断を受ける。
- スマホアプリ: 公式のスマホアプリから、診断を受ける。
おすすめは1の書籍に付いているアクセスコードからの受講です。
理由は、最も安く受けることができること。書籍の解説が最も詳しく分かりやすい。この2点です。
2. ストレングスファインダーの共有
チームメンバーで、それぞれの結果を共有します。
まずはお互いのストレングスや特性を理解しましょう。メンバー個人個人で、考え方や価値観が異なることを受け入れることが重要です。
結果を共有する時間を設けます。その際に本を読み合わせる時間を持つと、より効果的です。
3. 効率的な案出し
ChatGPTを活用して、チームメンバーの強みを考慮した役割分担やチームメンバーの組み合わせ案を出力します。
プロンプトの中に、ストレングスファインダーの結果に加えて、そのチームや組織の役割をしていすることで、より具体的な回答を得ることができます。
(以下コピペOK)
命令文あなたは組織マネジメントのプロフェッショナルです。 以下の4名のチームがあります。 チームの役割は、中小企業向けの会計システム(SaaS)のカスタマーサクセスとして、利用企業の課題解決と月額利用額の最大化です。 チームの生産性を最大化するため、ストレングスファインダーをメンバーに受けさせました。
以下の結果となりました。 マネージャー:たか ・1位:戦略性 ・2位:個別化 ・3位:学習欲 ・4位:活発性 ・5位:着想
メンバー:あやか ・1位:活発性 ・2位:分析思考 ・3位:慎重さ ・4位:回復志向 ・5位:学習欲
メンバー:ただし ・1位:個別化 ・2位:分析思考 ・3位:親和性 ・4位:信念 ・5位:調和性
メンバー:みか ・1位:社交性 ・2位:コミュニケーション ・3位:適応性 ・4位:戦略性 ・5位:個別化
上記を踏まえ、各メンバーのそれぞれのストレングスファインダーに基づいて、各メンバーがそれぞれの強みを発揮できる役割を、各メンバーごとに考えてください。 また、チーム全体のストレングスの特徴や、強みも考えてください。
上記に対しては、以下のような回答となりました。
ChatGPTからの回答このカスタマーサクセスチームの目的が中小企業向けの会計SaaSの課題解決と利用額の最大化ですので、各メンバーの役割は、彼らのストレングスファインダーの結果を最大限に生かす形で提案します。
マネージャー:たか 役割:チームの戦略設計とメンバーコーチ ・戦略性を活かして、チームの方向性や戦略を決定。 ・個別化の能力を活用して、各メンバーの個々の強みを理解し、それに基づいて彼らをサポート・コーチング。 ・学習欲と活発性、着想を組み合わせて、新しい方法やアイデアを持ち込むことで、チームが向上し続けるようサポート。
メンバー:あやか 役割:データ分析とフィードバックサポート ・活発性と学習欲を活かして、顧客の課題を迅速に特定し解決策を学ぶ。 ・分析思考と慎重さで、顧客データを分析し、具体的な改善提案や戦略変更の提案を行う。 ・回復志向を活用して、顧客の課題や問題を修正・回復する役割を担当。
メンバー:ただし 役割:個別の顧客関係構築と深い課題解決 ・個別化と親和性を活かして、顧客一社一社の特定のニーズや課題を理解し、個別の対応策を提案。 ・分析思考で、顧客の状況やデータを深く理解。 ・信念と調和性を活用して、顧客との良好な関係を築き上げる。
メンバー:みか 役割:コミュニケーションと顧客エンゲージメント強化 ・社交性とコミュニケーションの能力を活用して、顧客との関係構築や維持。 ・適応性を活かして、さまざまな顧客ニーズに迅速に対応。 ・戦略性と個別化を組み合わせて、顧客一社一社に適したエンゲージメント戦略の提案や実施。
チーム全体のストレングスの特徴: ・戦略的思考力: チーム全体で戦略性の強みがあり、中長期的な視点での課題解決が得意 ・個別の顧客対応: 個別化の強みが複数のメンバーに見られ、顧客一社一社の特定のニーズを深く理解し対応することが得意 ・コミュニケーション力: 社交性やコミュニケーションの能力が強いため、顧客との関係構築やエンゲージメント強化が得意。
これらの特徴を生かして、チームは顧客の課題を迅速かつ深く理解し、効果的な解決策を提案することができます。
応用編: チームメンバー同士の組み合わせも考える
上記でチームの強み、各メンバーの強みに合わせた特性や役割も見えてきました。
加えて、チーム全体でプロジェクトを進める際などのには、個人ではなく全体で進めることも多いです。
その際に、どのような組み合わせで、どのような業務を行わせると良いのか、そういったこともChatGPTで案出しが可能です。
命令文
ありがとうございます。 上記のチームでより成果を最大化させるために、どのメンバーを協力させて、どのような業務を行わせると良さそうですか?
上記に対して、以下の回答が得られました。
ChatGPTからの回答カスタマーサクセスのチームにおいて、成果を最大化するためには、顧客との関係の構築と深化、課題の迅速な特定と解決、およびサービスの価値を明確に伝えることが重要です。以下のようにメンバーを協力させて業務を行わせることで、成果を最大化することができると思います。 課題特定と戦略的対応の策定: ・たかの戦略性とあやかの分析思考を組み合わせて、顧客の課題を特定し、最適な対応策を策定します。 ・ただしの個別化の能力を活用して、顧客の個別のニーズや状況に合わせたアプローチを提案します。 顧客との深い関係構築とコミュニケーション: ・みかの社交性とコミュニケーション能力を活かして、顧客との関係を築き上げ、強化します。 ・ただしの親和性と調和性を利用して、顧客との信頼関係を深化させます。 データベースの分析とフィードバック: ・あやかの分析思考と慎重さを活用して、顧客の利用データやフィードバックを分析し、改善ポイントを明確にします。 ・たかの学習欲とただしの分析思考を組み合わせて、新しい知見や方法を学び、適切なアクションプランを策定します。
エンゲージメントの最大化: ・みかの適応性と個別化の能力を活かして、顧客の変化するニーズに迅速に対応し、サービスのエンゲージメントを最大化します。 ・ただしとあやかの組み合わせで、顧客の深い課題を特定し、それに基づいてのフォローアップやサポートを提供します。
このような協力体制をとることで、チームは各メンバーの強みを活かし、顧客との関係を深化させ、サービスの価値を最大化し、月額利用額の増加を促すことができるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ストレングスファインダーとChatGPTを組み合わせることで、新しい角度からのチームビルディングが可能です。
この方法によって、チームのパフォーマンス向上やメンバーの満足度の向上につなげていただければ幸いです。